千葉シリーズ⑨ー東京から最も近い秘境駅?大佐倉駅
皆さんは田舎の駅といったら、どんなことを想像するでしょうか?
千葉県・栃木県で共通していそうなことといえば、
・1時間に1本しか列車がこないところ
・車掌さんがいない列車が通るところ
・ワンマン列車が通るところ
・自動改札機がないところ
・単線
などといったことが想像すると思います。千葉県でいうとJR総武本線・成田線・内房線・外房線・久留里線・東金線、栃木県でいうとJR日光線・烏山線・東北本線(黒磯以北)・両毛線がこれに当てはまっているというところかと思います。
しかし、私があげた条件の何にも当てはまらず、まるで秘境駅のような雰囲気が出ている駅が千葉県にあるのです。しかも、上野駅から乗り換えなく行くことができます。
こんな感じです。見た目田舎ですよね。
大佐倉駅、複線です。駅員もいます。自動改札機もあります。列車も20分に1本来ます。でもどこか秘境のような雰囲気を感じることができます。ちなみに、大佐倉駅の隣駅は京成佐倉駅・京成酒々井駅と、どちらも街の中心部となっています。しかし、大佐倉駅の1日の乗車数の平均は200人前後ほど…。京成電鉄の駅では最も利用者数が少ない駅となっています。そんな大佐倉駅でも、特急以下の列車は全列車停車します。
京成佐倉駅から成田方面は特急・快速特急がほとんどなので、そのような措置になるのは致し方ないというところですね。私が小さいときは特急列車も通過していたんですけどね。
駅の中に屋根がある部分はほんの一部です。佐倉・上野方面にはほとんどありませんでした。こんな大佐倉駅でも一本で東京方面へ行くことが可能なのです。
大佐倉駅あるあるをあえて1つ言いましょう。
電車が駅に着きます。ホームには乗り込む客がいません。
ドアが開きます。3秒でドアが閉まります。
そんなことが昔はざらにありました。今ももしかしたらそうかもしれません…(笑)。
周りに家がないというわければありません。一定数の利用客がいるとは思いますが、それ以外の利用は恐らく全く見込むことのできない場所です。コンビニなどありません。自動販売機はあったかな…。と思ったら、1枚目の写真に映ってましたね(笑)。
いや~、静かな場所だったなー…
駅舎もそうでしたが、トイレも綺麗になっていました。
こうなると、田舎感少し薄れてしまいますが、それでも威力は十分にあるかと個人的には思います。私は京成佐倉駅から大佐倉駅まで30分ほど歩いて訪れていますが、景色が変わるところを感じると面白いです。
京成佐倉駅から大佐倉駅まで歩いたときに撮影したものです。回送列車です。
田舎だなぁ…。
ということで、今回は大佐倉駅の紹介でした。
京成佐倉駅付近で国立歴史民俗博物館を訪れたついでとして、ユーカリが丘を訪れたついでとして行ってみるのも良いかもしれませんね。