雑談(報告)ー超長距離通学、卒業しました

私事ですが、3月24日をもって大学を卒業しました。

つまり、船橋から宇都宮までの3時間半超え通学が終わったということを意味します。

ほっとするような、寂しいような…。気持ちはやや複雑ですね。あと1週間で社会人になって本格的に働くのですから。

自分で言うのもなんですが、本当にこの4年間頑張れたと思います。どこかしらで大問題が起きるのではと思いましたが、特にそんなこともなく、4年間を過ごすことが出来ました。

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宇都宮の学生になることが決まったとき、通うことになるとは想像していませんでしたが、理論上では可能でしたので通学することにしました。

そのおかげで、サークルに入って活動することができず、1人で過ごすことも多かったです。けれど、その中でも様々な貴重な経験をこの大学生活の中で行うことができたと考えています。

 

一年生

1年生のときは、まずは超長距離通学生活に慣れることから始まりました。

週4日は4時半起きの生活…金曜日は本当に生きている心地がしないときもありました。でも、1つ1つの授業の課題などをこなし、単位を一つも落とすことなく学ぶことができました。

超長距離通学でいろいろ制約がかかってしまっているとはいえ、やはり大学内の講義だけではもの足りないわけです。なので、外での活動も行ける場所は行くようにしていました。1年生の時は足尾の植樹ボランティア南相馬市の復興ボランティアに行き、それぞれの地域の現状について実際に見て学ぶことができました。

旅行も、大学生になってから宿泊を含めたものを行うようになりました。しかし、大学1年生のときはお金があったわけではありませんでしたので、特急・新幹線を使うことなく、宿泊もカプセルホテルで泊まり、4時半~0時過ぎまで電車に乗っているという、今では考えられない旅行もしていましたね…(笑)。それは羽越・仙台・石巻の旅行でしたね。

 

二年生

個人的には、最も外での活動が活発だった学年は2年生なのではないかと考えています。かつ、人との出会いが最も多かった学年でもあるのではないかと思っています。

その代表が、私のゼミの教授が開講している里山のサスティナビリティを考える」という授業です。実は1年生の時にも受けてみたいと思っていましたが、慣れない通学を理由に敬遠していました。しかし、2年生になって少しゆとりを持つことができたので、参加することを決意しました。その選択肢は大正解だったと思っています。

茂木町を舞台として、農学部の学生とガイドブックを作ったり、棚田の動物を観察したり…。私は高校生のときまでずっと都会の中でしか学んだことがなかったので、農村地区の様子を特に学ぶことができたのではと思っています。そして、この授業から「持続性」について考えたいと思うようになっていました。それは、後の卒業論文にも大きく関わるようになったと思います。そして、その授業を通して知り合った農学部の学生とは今でも関わっています。そのうちの一人が、先日行った「宇都宮⇔日光往復100kmママチャリ」の同行者だったりもしました。また、その学生の知り合いとも友達になり、農学部の知り合いがめちゃくちゃいるという事態になっています(笑)。

 

また、持続性の関連で、地図に関連してSDGsを考える、ということの学習を東京でも行いました。他大学の学生の方と一緒に話し合いながら考えることができました。

旅行では、特急・新幹線を取り入れた旅を行うようになり、中国地方・四国地方、北東北を中心に行うことができました。

 

三・四年生

一番印象に残っている出来事は、ミヤラジへの出演ですかね。

鉄道好きの学生が集まって1時間弱、ラジオで話させていただきました。初めてのラジオということで、最初は緊張していましたが、すぐに緊張がとけて話したいことを放すことができ、満足して終えることができたということを今でも覚えています。

このラジオが、後に「宇都宮大学鉄道研究会(仮)」が設立されたきっかけにもなりました。

また、SDGsに関連し、各学部の代表の学生が集まってSDGs座談会が行われましたが、その座談会に参加させていただきました。各学部の学生がSDGsについてどのような活動を行っているか、どのように考えているか、本当に様々な考えをそこで学ぶことができたと思います。

 

四年生になり、新型コロナが広がってしまったことで通学を行うことができず、逆に4年生は羽を伸ばすことができたのではと思います。しかし、寂しさはありました。

 

 

この超長距離通学、本当に様々な人に支えられたからこそ行うことができたと思います。特に親には頭が下がりません。朝ごはんを作るのに3時には起きていたと思うと、その苦労を壊すことなんてできません。単位を落とさないで卒業することは絶対でありますし、長距離通学するのに値する学習をしなければならない、ということを念頭に置くようにしていました。授業中にうとうとしていた時ももちろんありました。しかし、長距離通学で疲れているだろうから仕方ない、という目では絶対に見られたくなかったのです。

もちろん、授業態度はパーフェクトといえるかというと、言えないと思います。全力を出せたかといえると、出せたとはいえないと思います。しかし、やれることはやった、投げ出すことをせずに真剣に取り組むことができたと思います。私の努力がどれくらい認められているかは分かりませんが、こうして単位を取得し、卒業できたことを嬉しく思います。

 

ここまでの学び、社会人になっても必ず生かしていきます。ありがとうございました。