栃木シリーズ④ーわたらせ渓谷鐡道のトロッコ列車旅

 テーマ:自然を五感で感じる鉄道旅

 

前回のブログに引き続き、栃木県の紹介です。

といっても今回。この記事でご案内するわたらせ渓谷鐵道は、群馬県内も走行している路線です。

わたらせ渓谷鐡道は、桐生駅群馬県桐生市)から間藤駅(栃木県日光市)を通る第三セクター鉄道です。群馬県内が中心となるので、本来であれば群馬シリーズにするべきところではありませんが、次回のブログのことも考慮してあえて栃木シリーズにさせていただきます。 すみませんが、ご了承ください。

 

群馬県内の駅の沿線も見どころはもちろんたくさんあります。

水沼駅でしたら、駅に付属している温泉センター

・神戸(ごうど)駅でしたら、かつて東武鉄道で使用した車両が使われているレストラン

などなど、面白い駅がたくさんあるという特徴があると個人的に思っております。

 

〇 さあ、乗車!

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ロッコわっしー号

 

場所は桐生駅、JR両毛線も通っている駅であります。

私が乗ったのは、トロッコわっしー5号だったかな?

桐生駅から終点の間藤駅から走行するトロッコ列車です。

窓付きの車両もありますが、窓がない状態でそのまま自然を感じることのできる車両もあります。これが大きな特徴ですね。

ちなみに、大間々駅から発車するトロッコ列車もあります。

 

ロッコ整理券(520円)を購入することで乗車することができますよ。

 

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わっしー号車内の様子1

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わっしー号車内の様子2

関東地方でトロッコ列車に乗れる路線って、ほとんどないですよね。

おそらく、わたらせ渓谷と小湊だけ…?

むしろ、SLを走らせている路線のほうが多いような…(笑)

 

ということで、トロッコ列車は人気があります。

桐生を抜けると、自然だらけのところへと入っていきます。

 

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最初はこんな感じでのどかな風景が広がっていきます。

ここから渓谷へ入っていくんだと思うと、ワクワク感がとまらない…と個人的に思う次第であります(笑)

 

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さあ、渡良瀬川が見えてくるといよいよ本番です!

ここから一気に景色が変わっていきますよ~

 

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渓谷らしくなってきましたね!

上の写真3枚をそれぞれどこで撮影したかはもう覚えておりませんが、このような風景の変化はトロッコ列車に乗って感じることは容易にできますよ~

 

また、スポットなどを通るときはお知らせしてくれ、減速しながら通行してくれるので、ゆっくりと堪能することもできますよ!

 

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車内のイルミネーション

車内が光っていますね!素敵なイルミネーションでした。

これは、わたらせ渓谷鐡道内の「草木トンネル」を通過している時の写真です。

このトンネルがなかなかの曲者で、長いんですよね。全長が5kmを超えています。

しかも、何せ窓がなくてフルオープンなので、すっごく寒い!!!

トロッコ車両に乗っている方は、およそ5分はこの寒さに耐えながらイルミネーションを堪能するという…苦行(笑)

しかも、夏でもすっごく寒いです!耐えられそうっ!と思ったら、この時だけ窓のある車両に移動しよう!ということもできるので、無理して風邪ひくよりかはそのような行動をするということも考えるのもよいでしょう。

 

草木トンネルを抜け、超えた先にある沢入駅も通過したら、いよいよ栃木県に入っていきます。

 

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個人的な話ですが、トロッコ列車で唯一嫌だな…と思ったことは、虫が普通に車内に入ってくることでした。

まあ、窓がフルオープンなので仕方ないことではありますが、もしそれが嫌だな…と思ったら、虫よけスプレーを用意するなどといった対策は必要かと思います。

 

トロッコ列車は通洞駅へ

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通洞駅

さて、私は終点の間藤駅まで行かず、間藤駅の2つ手前の通洞駅で降りました。

まあ、栃木県内のわたらせ渓谷鐡道の駅で観光拠点といったらこの通洞駅になるでしょう。実際に多くのお客さんがここで降りました。

 

この通洞駅には何があるかというと…?

 

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足尾銅山観光

写真にあるように、足尾銅山観光があるというところが通洞駅沿線の主な特徴です。

駅から遠くありません。5分くらい歩けば到着するような印象です。もうちょっとかかったかな。でも10分くらい?曖昧ですね…💦

 

足尾銅山といえば、真っ先に思い浮かぶキーワードとして、

足尾銅山鉱毒事件、田中正造渡良瀬遊水地

があがるのではないでしょうか。それで聞き覚えのある方は大勢いらっしゃるかと思います。

現在は足尾銅山は閉山されていますが、そのごく一部を、これまたトロッコを使って見学することができます。

 

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足尾銅山観光のトロッコ

またトロッコか…とは私は思いませんでしたが、またトロッコです(笑)

これに乗って炭鉱の中に入っていきます~

 

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坑内の中の様子

中はこんな感じです。実際に使われていた坑内のごく一部を通行するという形式です。

中には、採掘の様子を再現した人形があったりなど、足尾銅山について学ぶことのできる仕組みとなっています。採掘の仕事はすごく大変そうですよね…。

でもこれがあったからこそ、日本は近代化できたのかなとも思います。犠牲がすごかったですが…。

 

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そして、銭に関する博物館もあります。

どのようにして作られたのか等、学ぶことができますのでこちらもぜひ時間をかけて回ってみてください。

 

ということで、今回はここまでの紹介とします。

次回は、終点の間藤駅とその先に関する話をして、わたらせ渓谷鐡道のご案内を終了しようと思います。

 

最後にアクセス方法です。

<アクセス方法例>

東京駅 7:07発 上野東京ライン・宇都宮行

久喜駅 8:03着 

    8:23発 東武伊勢崎線・特急りょうもう3号・赤城行

相老駅    9:32着

    9:38発 わたらせ渓谷鐡道・トロッコわっしー1号

通洞駅  10:59着

 

料金:4.260円

 

相老駅は、桐生駅の二つ先の駅です。