鹿児島シリーズ②ーJR指宿枕崎線の旅(指宿駅編)
前回のブログでは枕崎~西大山の紹介を行いました。
今回はその続きで指宿編です。
指宿と言えばまず思いつくものが、砂風呂です。
私は西大山でJR最南端駅を楽しんだ後、指宿駅に向かいました。
9:11 西大山発⇒9:29 指宿着
18分の乗車を経て指宿駅に到着です。
指宿枕崎線の中心駅の1つです。
鹿児島中央駅から発車する「特急 指宿のたまて箱号」の終着駅でもあり、ここから指宿観光を行う人が多いかと思います。
余談ですが、指宿へ行く特急列車の名前に「たまて箱」という名前がついている理由は、指宿に浦島太郎伝説があるからだと言われています。
指宿駅の駅前を見ると、見覚えのあるものがありました。そうです、竜宮城です。
指宿市の南にある「長崎鼻」ですが、そこはウミガメの産卵地になっているようです。そうです、子供にいじめられていた亀もウミガメです。そこから浦島太郎伝説がうまれたみたいです。
そして、浦島太郎は竜宮城で玉手箱をもらいましたが、それを開けてしまってじいさんになった…という話でしたね。
それが特急列車の名前の由来となっています。
長崎鼻はすみません、私は訪れていないのでこれ以上話すのはやめますね。
さて、指宿駅から砂むし会館までは歩いて15~20分ほどです。その間に汗流しそう…。
砂むしの存在は知っていましたが、経験したことは一度もないです。9日間の旅の中でもかなり楽しみにしていたものでもありました。
小屋みたいなところがありますが、その中で砂風呂を体験することができます。
料金は1,000円ぐらいだったかと思います。でも、入る価値はかなりありますよ。
何より、手ぶらで砂風呂を体験することができるということが良いですね。浴衣をレンタルして砂風呂に入ることができます。
ということで、浴衣を着て、砂風呂を体験してきました。
砂の上であおむけで寝たら、係りの人が砂をかけてくれます。温泉なので熱い(温かい)です。それが重いと感じるようになってくると、全身から汗をかきます。これが良いのですよね。砂をかけ終わるころには身動きがとれなくなります。その中で10分間そのままになります(10分間がちょうどよいぐらいみたいです)。
その後、砂を払ってもらい、そのまま温泉に入って体を洗い流します。
医学的にも効果がかなり効果があるみたいで、人気の温泉地となっています。実際、経験したことない温泉に入り、本当に気持ちよい経験をすることができました。
あの砂の重さにもう一度埋もれたいな…。
ところで、指宿市には、イーブイ系のポケモンのマンホールがありました。
から来ているみたいで、各地にイーブイ系のポケモンのマンホールがあるみたいです。もし指宿市に訪れた際は探してみてください。ちなみに、他にシャワーズを見かけましたが、残りは知りません(真顔)。
さて、いつもならこのぐらいで終わりますが、指宿編の観光は実はまだ続きます。
といっても、指宿市内で観光したわけではありませんが…。
指宿から北西方面に約25kmの方向に、「知覧」(南九州市)という町があります。鉄道で知覧に行くことができないので、公共交通機関で行く方法として指宿駅、または喜入駅から路線バスを使うということになります。
指宿駅から知覧までバスで約1時間、やや時間がかかりますが、それだけ行く価値があるのです。
◎ 知覧
ヘリみたいなものがあります。
写真の場所は、「知覧特攻平和会館」です。
知覧という場所は、第二次世界大戦のときに、特攻隊として敵隊に突撃するのに出撃した場所であります。ここから若い兵隊がヘリに乗って的の艦隊に突っ込むということになります。
そのような歴史があった…それについてもっと知りたいと思って知覧へ訪れました。
なぜ知覧なのか、沖縄に近い立地であることなど、様々な要因があって知覧が特攻隊の拠点となりました。
この中には、特攻隊として出撃した人の遺品、家族や友達、恋人等に残した手紙などが並べられてあります。
一体どんな心情で特攻したのか…その背景がよくわかる会館となっています。また、語り部による説明もあります。
それを聞くと、一気に心が痛くなります…。
日本に希望を期待して旅だった若者…。平和になることを願って散っていった若者…。それに比べて自分は何と優雅な生活を送ることができているのか。
もっと頑張っていかなければならないと思います。
そういえば私が訪れた同じ日に、中学生?高校生の集団が訪れていました。おそらく校外学習でしょう。彼らはどんな思いで学んだのだろう?事態の深刻さが分かっているのだろうか?もし、私が知覧について授業したところで高校生の心に届くのだろうか…?不安ですが、それでも伝える価値は十分にあるはずです。第二次世界大戦のところにきたら知覧についてやろうかな…。
ちなみに、この中で特攻隊の兵士は生活していたみたいです。
知覧を出たあと、喜入駅で降りてその地を後にしました。
そして鹿児島に戻り、その後は特急きりしま号に乗車して宮崎へ向かいました。
ということで2回に分けて指宿枕崎線の観光についての紹介でした。
その他にも見どころはたくさんありますので、ぜひ調べてみてください。
次回はまた、別の地域を取り上げたいと思います。
それでは。