群馬シリーズ②ー廃線跡を歩く旅

テーマ:峠の釜めし+アプトの道

 

現在、群馬県では「ぐんまワンデー世界遺産パス」が2,200円で販売されています(9月末まで)。

昨年から長野原草津口駅から草津温泉方面へ向かう路線バス(JRバス関東)が範囲に加わり、ますます使いどころが増えました。

 

そんな中、今回するのは「アプトの道」です。

アプトの道は、群馬県安中市にある、JR信越本線廃線の一部分を指しています。

 

※JR信越本線

現在の信越本線は、

高崎駅群馬県)~横川駅(群馬県

篠ノ井駅(長野県)~長野駅(長野県)

直江津駅新潟県)~新潟駅新潟県

これを見ると、完全に分断されているように見えますよね…( ゚Д゚)

もともとは、高崎駅から新潟駅までつながっていましたが、長野新幹線の開業などの影響を受け、JRが運営をやめてしまった区間が出ました。その結果、

 

・横川駅(群馬県)~軽井沢駅(長野県)⇒廃線

軽井沢駅(長野県)~篠ノ井駅長野駅)⇒しなの鉄道

長野駅(長野県)~妙高高原駅新潟県)⇒しなの鉄道北しなの線

 ※一部、JR飯山線区間あり

妙高高原駅新潟駅)~直江津駅新潟県)⇒妙高はねうまライン(えちごトキメキ鉄道)

という形で、第三セクターが引き継ぐ、というパターンが多いようです。

今回は、その中でも横川~軽井沢にかかる話です。

 

〇 横川~軽井沢間について

横川~軽井沢間の現在の移動方法(公共交通機関を使っての移動)は、JR関東の路線バスぐらいしかありません。でも、一時間に1本ほど出ていますよ。(詳しくは時刻表で)

料金もそれほど高くなかったです。500円はかかりますが、600円前後くらいかと思います。(私が乗車したときが消費税増税前なので、600円くらいかと思われます。)

乗車時間は40分ほど、時間帯によってかなりバスの中は混雑します(特にSL運転日)

 

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廃線跡を歩く

さて、ここからは横川駅からアプトの道の過程を紹介します。

上の写真は、横川駅からおよそ700mほど軽井沢方面へ進んだところでしょうか。

基本的に信越本線は複線です。左側の軽井沢方面へ向かう線路が残され、右側の高崎方面へ向かう線路が撤去され、歩行路となっている様子ですね。

ちなみに、左側の線路は今でも使われています。

 

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廃線跡を走る列車

逆方向に写真を撮りましたが、このようにして廃線跡を走る列車が存在します。ほぼ観光用ですね。

鉄道文化むらから、峠の湯まで伸びているトロッコ列車です。

乗車時間はおよそ20分ほどのようです。

乗ることも考えましたが、今回は行きも帰りも全て歩きで巡りました。

廃線跡を歩きで巡るって、それほど簡単にできるわけでない経験ですからねぇ…

 

ちなみにアプトの道は、途中の熊ノ平まで歩くことができます。所要時間としては、特にどこにも寄らずに歩く場合はおよそ2時間ほどです(片道)。

夏に行く場合は飲み物をしっかり用意して熱中症予防に努めることが必要です。

 

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アプトの道・トンネル

途中、何回もトンネルを通りながら進みます。

ここの地域が山がちということから、トンネルがよくほられています。

また、碓氷峠を超えるのにかなり険しい山道を登らなければならなかったとされています。

そのため、鉄道を通すにしろ、運行にかなりの時間がかかってしまうため、路線バスのほうがかなり効率がよい、ということになり、横川~軽井沢間を廃止したと捉えて間違いないと思います。

 

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アプトの道の道中・碓氷湖

 

 

さて、アプトの道を歩いていくと、このような綺麗な湖に遭遇します。これが碓氷湖です。碓氷湖は、皆知っているであろう「もみじ」が生まれた場所として知られています。

「もみじ」を知らない…?

♪あーきのゆーうーひーにー、てーるーやーまーもーみーじ

で始まる歌で、先に歌う人と後に歌う人がいるというのが特徴的ですね。

 

こちらの碓氷湖も歩いて一周することができます。それほど時間かかりません。20分あれば一周できたと思います。

山の中にある湖の風景を堪能しながら休憩するというのもいいですね。

 

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碓氷峠名物・眼鏡橋

さて、アプトの道・碓氷峠どちらも名物であるのが、このめがね橋です!

下から見る景色も上から見る景色も圧巻です!どうやってこの橋つくったんだろ…

日本最大のレンガ造りの橋として全国的に知られており、国指定重要文化財にも選ばれております。近くにバイクを停めて見学する方もおられました。

紅葉シーズンになると、人がいっぱいくるんでしょうな…

 

※ちなみに、私は紅葉シーズンの少し前に訪れました。

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めがね橋・橋の上から見た景色

めがね橋の上から見た景色はこんな形です。これが紅葉シーズンになると、真っ赤になります。見てみたかった…。

 

めがね橋を過ぎると再びトンネルラッシュとなります。それを抜けたら熊ノ平に到着します。

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眼鏡橋~熊ノ平

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熊ノ平

ここまでが歩いていけるところです。行きだけでも結構疲れました(^^;)

上に上がっていくとトイレなどの休憩施設がないように感じます。その部分に気をつけてハイキングを行うようにしてくださいね。

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熊ノ平・説明

 

ここからは下りですが、横川駅から何も食べていないので、峠の湯に併設されている食事処で昼食をとることに決めました。

 

ところで、横川駅といえば…もちろんあれですよね!?

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峠の釜めし

横川といえば、なんといっても峠の釜めし!!!

本店で食べたわけではありませんでしたが、一度は食べてみたかったので、ここで存分に味わうことができてよかったです!かなりおいしかった!!

ちなみに、この釜はお持ち帰りすることができますよ!記念に家に飾っております(笑)

 

今回はアプトの道を巡るということで横川に行きましたが、有名なものとして他に

「鉄道文化むら」があります。今回は時間の都合上訪れることはできませんでしたが、次に来たときに、ぜひ中に入りたいですね。

 

今回は以上です!!