飯田線の秘境駅①ー為栗駅
このブログから3回にわたって飯田線の秘境駅についての紹介をしていきます~
飯田線とは
飯田線は、豊橋駅(愛知県豊橋市)から辰野駅(長野駅辰野町)を結ぶ、ローカル線です。駅数は94駅とかなり多く、距離は195.7kmあります(wikiより)距離の割には駅数がかなりあるように感じますが、これはもともと別々だった私鉄が合わさったものがJR飯田線となっているということに関係しているらしいです。
そして、全部乗り通そうとすると、乗車時間が6時間~7時間とかなりかかるものとなっています。これがほぼ苦行ですね(笑)
さて、飯田線といえばであげるものがたくさんたくさんありますが、ここでは秘境駅を取り上げることとします。飯田線の秘境駅であげられる駅は6つ
・小和田
・中井侍
・為栗
・田本
・金野
・千代
そのなかで、私が降りたことのある、
・為栗 ・小和田 ・田本 を取り上げます。
飯田線秘境巡りの旅程
朝の6時から飯田線制覇しようーという心があった若いときに戻りたい…(笑)
為栗・小和田・田本を巡ることを前提に考えて計画をたてて実行しました。前日に静岡県内で東海道線途中下車の旅を行い、清水・島田・掛川・浜松を巡って豊橋に泊まりました。
豊橋駅 6:00発
為栗駅 8:38着
9:47発
小和田駅 10:11着
11:17発
田本駅 11:47着
--徒歩移動ーー
温田駅 13:51発
岡谷駅 17:33着
この日は青春18きっぷを使って移動しました。なお、秘境区間は本数がない時間帯もあるので、反対方向に向かって秘境駅に向かうなどの工夫をして旅程をたてました。そのため、為栗・小和田はちょうどいいくらいの滞在時間で巡ることができました。田本駅は時間がありあまってしまったので、せっかくなので隣駅の温田駅まで歩いてみました(笑)。昼ご飯は事前に豊橋駅周辺のコンビニで調達しておきました。当たり前ですが、秘境駅周辺はマジで何もありません。
あと、中部天竜駅に向かう子供が多いことに正直驚きを隠せませんでした。こんなnところにも学校あるんだ…(かなり失礼)
豊橋駅からおよそ2時間半ほどたったところにあるのが為栗駅です(列車によって変わる)。私以外に降りた人は1人もいませんでした。
降りてすぐにこのような景色が広がる…この駅を毎日使っている人がいるのだろうか…と思いたくなってしまう場所であります(そもそもこの周辺に住んでいる人がいるのだろうかと疑いたくなる…。)
為栗駅から外に出るのに、まず写真にある橋を渡らなければなりません。
ここ渡れない…と思ってたらもう行く場所がありません(笑)
でも、誰もいないところで絶景を独り占めしながら橋を渡るというのは最高でしたな…
よくよく考えれば景色独り占めだったんだ…
為栗駅から大きい道路に行くのにおよそ15~20分かかります。それまでは一本道をひたすら歩くということになります。まあ、大きい道路に出たところで何もないというのは変わりありませんが…(笑)
この一本道歩くのも中々怖かったですね。変な獣が目の前に出てきたらどうしよう…と思ったりもしましたが、特に何事もなく為栗駅巡りをすることができました。(獣が出るみたいな看板は見ていないので、その点については問題ないと思います。たぶん。)
ちなみに名勝・信濃恋しという場所があります。
伝説によると、好きな人の名前を念じながら小石を投げるとその恋が叶うとか。
両想いの人で訪れて小石を投げれば、その恋が実るとか。
これは、信濃恋し付近を流れている天竜川がU字みたいに流れていること、そして豊橋方面に舟を漕いでも押し返され、「信濃の国が恋しい」と思わせるように返されるとのことから「信濃恋し」と名付けられたそうです。その恋しがいつの間にかキュンキュン♡の恋に発展したのでしょうかね。
ただ、じゃあ小石投げにいこっかと思って信濃恋しに安易に行ってはいけません。というのも、足場がかなり不安定で危険な場所となっています。
こんなところを歩かないと小石を投げることができません…(笑)
下手すれば怪我する可能性も充分にあるので、行く人は細心の注意を払っていく必要があります。特に雨の日はかなり危険です。滑って怪我します。
軽トラックのある方向へ20分ほど歩けば為栗駅に行くことができます。
逆に言えば、為栗駅から20分歩けば県道1号線に出ることができます。しかし、ここ周辺も何かあるわけではありませんので、その点については注意です。
このようにして、為栗駅を約1時間ほどまわりました。
何より、一人で絶景を楽しめたというのは、秘境だからこそ味わえる贅沢な経験でした!
為栗駅を巡るにあたって大変なところは特にないので、秘境駅巡り駅デビューをするのにおすすめの場所であります!私が巡った他の2つ駅よりはるかに巡りやすかったです。
次回は、地獄だった秘境駅巡りの経験を話していきます。